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車載用電池セパレータ(電気・工業資材本部)

エコカー産業を素材で支える

圧倒的なシェアを持つHV用ニッケル水素電池セパレータ

1960年代にフロイデンベルグ社から輸入したニカド電池用セパレータを販売していた当社は、その後1973年に東京工場でニカド電池用セパレータの国産化を開始。それから24年後の1997年、初の量産型HVが世の中に登場した時、その車載用電池のセパレータとして採用されたのは当社製品でした。その後、HVは大変人気のあるエコカーとして話題を集め続けています。
当社のHV用ニッケル水素電池セパレータは、HVの歴史を共に歩み、品質、性能、価格面から高く評価され、その高い信頼性から、世界で発売しているニッケル水素電池を搭載しているHVにはほとんど採用されているとみられています。

中国市場に期待

2018年現在、中国は政府が燃費規制を強化しており、EV(電気自動車)やEVバスの普及に力を入れています。しかしながら、充電設備などのインフラの問題があり、PHV(プラグインハイブリッド電気自動車)やHVも普及していくことが予想されています。日系の電池メーカーは既に中国に進出しており、日系自動車メーカーの供給体制は着々と進んでいます。当社は今後、セパレータの薄膜化と液保持性の向上を進め、さらに中国での需要を取り込んでいく構えです。

電気二重層キャパシタ向けのシェアアップを目指す

皆さまは、コンデンサーをご存知ですか? コンデンサーは電気を蓄えたり放出したりする電子部品で、キャパシタとも呼ばれています。コンデンサーのメリットは、超急速に充電ができ、また瞬時に大きな電気を取り出せるということ。その特長を生かし、エンジン始動時や大きな負荷がかかる走行時の電力供給のアシストや、減速時に発生する電気エネルギーを回生し、エアコンやオーディオなどの消費電力に充てることができます。
現在は、まだ再セルロースを使用したコンデンサー紙が主流ですが、当社はこの分野でのシェアを伸ばすことを目標としています。

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