研究開発
高い技術力と開発力で生み出す、 未来が近づく新素材。その挑戦は続きます。
大きな可能性を持った高機能製品を、身近な生活用品から最先端技術分野に至る幅広い用途に展開するため、日本バイリーンは、日々研究開発を進めています。基礎研究・応用研究を通じた独自技術・独自製品の開発を軸に、産官学が連携した開発にも力点を置き、高付加価値製品による次世代ニーズの先取りを目指しています。
ナノファイバー技術
日本バイリーンのナノファイバー不織布は、独自の技術によるエレクトロスピニングにより生み出される高機能不織布です。繊維径が100 ~1000nmの超極細繊維により、高表面積が実現可能です。また特殊連続製法により、シートの均一性が高く、孔径分布が狭く、極めて薄いという特長があり、さまざまな分野への用途展開が期待されます。
用途例
無機ナノファイバー不織布およびナノ粉体
無機素材からなる不織布で、種々の特性の無機材料が選択ができ、粉体化も可能です。粉体化したものは、その高アスペクト比により、機械・熱・電気・光学特性などの高機能化を目的とした複合材料への応用などが期待されます。
VCAS® プリンテッドエレクトロニクスのプロセス材料
フレキシブル基板上への精密電子回路形成をサポートします。
吸引孔により吸着固定するスルーホール板に比べ、シート全面で吸着するため吸引痕が出にくくなります。
超極細繊維で構成された不織布を使用しているため、薄い基板でも均質に固定し平滑な印刷面を提供します。
マイクロコーティング技術
薄型不織布に無機・有機の機能性材料を均一にコーティングし、付加価値の高い性能を付与することが可能です。
用途例
- 電池用セパレータ
- 不織布セパレータに無機粒子をコーティングすることで、耐熱性など高機能性を付与することが可能です。
- フィルタ
- 機能性粒子をコーティングすることで、フィルタの高機能化が可能です。
高機能加工技術
日本バイリーンは独創的な表面処理技術を開発し、不織布に多様な機能を付与しています。
用途例
- プラズマ表面処理
- 不織布を構成する全繊維の表面を均一にプラズマ加工します。特に電池用セパレータ不織布の電池特性の向上に用いられます。
- 特殊帯電加工
- コロナ放電や摩擦帯電を利用して不織布に静電気を与えます。静電気により空気中の微粒子を吸着し、空気清浄機やマスクなどのフィルタの高性能化を達成します。